ヤマトの一生(6) [ペット]
ヤマトの結婚
ヤマトにはいいなずけのアイちゃんがいます。
茶色の可愛い子です。
親同士で、結婚させようと約束していました。
どんなに可愛い子が出来るだろうと・・・・
ところがある日、愛ちゃんの所に夜這いが来て
愛ちゃんは妊娠してしまい、
3匹の赤ちゃんを産みました。
愛ちゃんのお母さんは里子に出す家をいろいろ探して
3匹とも引き取られていきました。
ヤマトはふられてしまいました。
ヤマトと愛ちゃん、そして生まれた子供達が何故か似ているのです。
犬仲間のみんなで似た犬を探しました。
いたのです。
いつも夜になると徘徊しているそっくりさんです。
後をつけました。
そのお宅を突き止めたのです。
そちらのご主人にその話をして夜放すのはやめて欲しいと申し込みました。
その人は「ははは、認知しますよ」だって。
みんなで腹たてて帰ってきました。
ヤマトも捨て子、愛ちゃんも捨て子
顔も似ている。もしかしてって思いますが。
6才の頃は
家の前でお留守番が殆どです。
道路より高い位置にいるので、通る人を見て退屈しません。
みんなの帰るのを今か今かと待っていました。
写真を撮ってもらうのもお誕生日ぐらいになりました。
お誕生日のケーキもだんだん小さくなりました。
上げるといくらでも食べちゃって、
お腹を壊したからです。
お誕生日だけはテーブルで一緒に食べました。
お兄ちゃんがヤマトと同じスタイルで一緒に食べてくれました。
お父さんとは話が通じるかのように
いつもお話しをしていました。
たまにはお母さんともお話しをしました。
とてもいい子でお話しを聞きます。
お兄ちゃんの側にいると
時々差し入れがあるので、待機中です。