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捨て犬ヤマトの一生-(1) [ペット]

ある日、

ご近所の奥様が段ボールにはいった捨て犬を

子供達が家の前に置いていったと話されていたので、

覗いて見ると

ドックフードの入れ物と、片手に乗るほどの小さい犬が入っていました。

 

公園に捨てられていて、3匹入っていたそうで、

そのなかから2匹の犬は

どなたかに拾われて

この子だけが残り、子供達が持ち歩き、

挙げ句の果てにご近所の玄関先に

おかれてしまったという事でした。

 

明日にでも保健所に電話して見ますという事でした。

 

何故、家で一晩預かることになったのか、

そのいきさつは忘れたのですが、

とにかく一晩、家で預かることにして、つれてかえりました。

 

中学生だった息子はとても喜び、

家で飼おうというのですが、

それまでに主人が余り犬が好きでないと思っていたので、

多分駄目だろうといい聞かせていました。

 

ところが夜かえってきて、訳を話すと、

飼おうという事になり、我が家の一員となったのです。

 

翌日

近くの獣医さんの所に行って見て頂くと

病気もしていないという事なので、飼うことに決定しました。

哺乳瓶を買いに行ったり、

初めてのことなので、慌ただしく育てる準備をしました。

 

何を食べるのかも解らず、

ゆで卵の黄身を牛乳で解いて食べさせたりしました。

12月11日に拾ったので、

獣医さんは一ヶ月ぐらい経っているだろうというので、覚えやすいように、

誕生日を11月11日にしました。

 

 

名前は息子が大好きだった、宇宙戦艦ヤマトからヤマトと名付けました。

手のひらにのるほどの小さい身体に

沢山のノミがついていて、

洗面所のタブでお風呂に入れて洗いました。

沢山のノミが浮いてきました。

 

それでも取り切れなくて、毎日のみ取りをしました。

 

耳が小さく、熊の子のようでした。

1983.12拾われた頃.jpg

 

 

この頃は、ちょこちょこ歩くと

チーとおしっこをして、

あっちに、こっちにと追いかけ回して後始末をしていました。

 

年が明けて1月に雪が降りました。

 

雪の中を転げ回って遊びました。

この頃自分で雪の中でうんちをすることを覚えて、

外に出してやると

うんちをしてくるようになり、

裏の扉の所にきて

戸を開けてと呼ぶようになりました。

これが2か月ぐらいでしょうか。

少し耳が大きくなり、垂れ下がってきました。

自分の名前も覚え、

いたずらもするようになりました。

1984-1-19雪の中.jpg

 

お父さんのお話を良く聞いてとてもお利口でした。

お話を聞くときは耳を上げてあけるのです。

鼻もとがってきてとても可愛くなりました。

 

家から外へ出るのに高くて降りられなくて、

ヤマト用の踏み台を置いてもらいました。

お父さんに「ジャンプ!」とかけ声をかけられて

飛び降りる練習していました。

 1984.2.jpg

 

 

 


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