楽しむ写真、苦しむ写真 [雑感]
最近昔の仲間と出会うことがあり、
写真をたのまれた。
スナップ写真なので、気楽に引き受けたが、
カメラは相手の物で、ちょっと戸惑いながらも終了した。
そんな時に感じたのだが、
相手がいるという事は、こんなにもストレスになる物なのか。
いつもの楽しい撮影とはまったく違う。
ただ撮ればいいという物でもない。
とにかく条件以上に良く撮らなくてはならないから。
フラッシュも普段ほとんど使うことがないので、それもストレス。
普段はいろいろ変えて写して一枚を選んでいるが、
人物は一寸で良い所を切り取らなくてはならない。
スナップって難しいな。
綺麗にとってあげないといけないし。
何故スナップがこんなにも私にとってストレスになるのかというと、
昔フィルムの頃、甥っ子の結婚式を頼まれた。
ホテルでの家族だけの結婚式だったのだが、親類だけでも30人以上。
上手くこなして、ネガの400を使ってパチパチ。
ところが集合写真で失敗した。
ストロボの光りが届かない。暗い写真になった。
今では考えられない事だったが、その時はカメラのせいにした。
調べてもらったが正常とのこと。
結婚式の集合写真が失敗したのがトラウマになっている。
この結婚した甥っ子の子供が今ピアニストで頑張っている。
写真を撮っていると、きっとうまいんだろうと頼んでくる。
上手くないんだよって言うのだが。
ネイチャーは何枚もいいのが撮れるまで撮るが、
スナップは一発勝負だから。
この失敗を気にそれまでいろいろ頼まれていた撮影を断るようになった。
後にも先にもミスったのはこれ1回なのだが、私にとっては重大な事で、頭から離れない。
自分の為の撮影がどんなに楽しいか。
良い物はなかなか撮れないが、写真は楽しまなくては。
仕事でやっている方はきっと大変だろうと思う。
七夕様ですね。合えるといいね。